――2021年は忙しい1年だったと思いますが、振り返ってみて、いかがでしたか?
豊田:一番の思い出は、東京オリンピックの選手村の某ブース。4月くらいから準備や申請に入って、9月までぶっ通しでそれ1本だけに専念しました。 未経験のスタッフが多かったですが、次第にこなれてきてスキルやチームワークが上がっていって。後半はスタッフ自ら「僕にやらせてください!」というような言葉が出てきて、感動しちゃいましたね…!
――長期間の現場の中で、みんなが成長していく姿が見れるというのは、普段の現場ではあまり味わえないことだったりしますね。
豊田:僕も最初から最後まで英語全く喋れなかったですけど(笑)身近で接した選手の皆さんの優しさにも感動しました。 世間からは批判もあったかもしれないけど、広告やイベント業界全体としては大事な案件だったし、携われて本当に良かったです。
伊東:オリンピックの仕事なんて、一生に一度、最初で最後かもしれないしね。スタッフだけではなく、その場に居るほとんどの人が未経験の仕事で。
豊田:スタッフも一緒に、クライアントのために一つの方向を向いて進んで行けた。忘れられないですね。